皆様はGoogleについてどれだけ知っているでしょうか?
google cricket stress ball / osde8info
Googleのビジネスモデル、思想について、良くまとまっている本があります。
Googleについては、元々興味があり、若干の知識はあったのですが
これを読んで、さらに深まりました。
書評 + 自分の知識で書きますね。
たとえば皆さんは
GoogleとYahooのビジネスモデルの違いは?
と言われたら、答えることができるでしょうか?
たとえば、広告という一点について、絞って見てみます。
Yahoo Japanのトップページ
[browser-shot width="400" url="//yahoo.co.jp"]
ジャンプしてみればわかりますが、たくさんの広告が貼ってあります。
対して
Googleのトップページ
[browser-shot width="400" url="//www.google.co.jp"]
あれ?検索ボックス以外に何もありません。
勘の良い人はこれでわかるのかもしれません。
これが、Googleの正体なのです
って言ったら、怒られるのでもう少し
Yahoo がやりたいこと
トップページを見てもらうこと
Googleがやりたいこと
検索をしてもらうこと
ここまでくれば、半数くらいの人はわかったかもしれません。
これがGoogleの正体なんです
さあ、それでは、もう少し詳しく見て行きましょう。
Yahooの広告ビジネスモデル
Yahooは先ほど書いたように、トップページを見てもらうことが大事です。
ちなみにヤフーのPV(ページビュー)数は
Yahoo! JAPANの週間ページビュー(PV)数は約143億PV (※)(2013年4月週平均)
このたくさんのユーザーに広告を見てもらい、宣伝する枠をYahooは売っているのです。
これだけの人に見てもらえば、宣伝効果も高いでしょう。
だからこそ、Yahooはたくさんのコンテンツをトップページに持ってきます。
トップページを見てほしいからです。
Googleの広告ビジネスモデル
Googleで適当なワードで検索すると
検索結果ページの上や右に広告がでます。
この広告枠をGoogleは売っています。
検索に関連する広告が自動で選ばれるようになっているのです。
なんだ、それだけか・・・
って思うかもしれませんが、これがGoogleのすごいところです。
検索をしてくれるには、どうすれば良いか?
大きく分けて2つでしょうか?
・検索しやすい、より良い環境をつくる
・検索する人数を増やす
これが、Googleのビジネスモデルなのです。
大量のサービスを無料で提供するGoogle
なんで、こんな便利なものが無料で使えるんだろう?
って思う人も多いですよね?
例えば、Android
[browser-shot width="300" url="//www.google.co.jp/intl/ja_ALL/mobile/android/"]
おなじみのGoogleが作った、スマートフォン用のOSです。
これもまた、無料ですよね。
皆さん、一度は使ったことあるだろう
Windowsはもちろん有料です。
何故、無料にするのか?
スマートフォンの価格を下げる⇒お金を持っていない人でもスマートフォンを買える値段にする⇒検索してもらう
そうなんです。
結局は、Googleは最終的に『検索』をしてもらうことを狙っているのです。
たくさんのWebサイト製作の支援や、解析も無料で行っています。
Webサイトが作りやすくなる⇒Webサイトの量が増える⇒役立つ情報量が増える⇒検索してもらう
なんとなくイメージはついてきたかな?と思います。
もちろん、全てが・・・ってワケではないですが
Googleのほとんどのサービスのゴール地点が、
検索してもらう
となっていることに気付くと思います。
この本には、もっと詳しくいろんな視点で書かれているので
興味がわいた方は、是非一度読んでみてください。
例えば、Googleと良く比較されるAppleですが
一時期、こんな記事がたくさん上がってましたね。
【これはひどい】iPhone5(iOS6)マップの珍画像報告【47件】
このとき、Googleがとった行動がこれです。
なんで、GoogleはAppleの危機をわざわざ救ったのか?
なんて疑問を、当時持った人もいるんじゃないでしょうか?
しかし、答えはカンタンです。
Androidだろうが、iPhoneだろうが、Windows Phoneだろうが
検索さえしてもらえれば良いのです。
だからこそ、Googleは検索しやすい環境を作っただけに過ぎません。
ここまで、書いていると、何とも恐ろしい企業ですねw
でもね、ホントに良い会社ですよ。
ほぼ毎月、私自身もGoogle Japanに遊びに行かせてもらっています。
皆さん、とても楽しそうに仕事をしていて、素晴らしいです。
なので興味があれば
是非、『Googleの正体』読んでみてくださいね!
では。